事業案内

NEXT Mobility

当社では、オートモーティブの成長領域を「電動化」「自動運転/ADAS」「次世代コクピット」「コネクティッド」の4分野に定義しています。それら分野に対して、新技術、保有機能、パートナー網、そして商社としての情報力を駆使して、社会とお客さまの課題解決に寄与するソリューションを提供します。

電動化

現在、さまざまな国や地域で、2050年までにカーボンニュートラルを実現することが表明されています。そしてカーボンニュートラル達成に向けては、モビリティの電動化は言うまでもなく、再生可能エネルギー発電、その電気を蓄電するシステムESS(Energy Storage System)、充電するためのインフラも重要です。しかし、これら一つ一つの領域で、課題は山積しています。
当社は、モビリティの電動化はもちろん、これら周辺課題に対してもソリューションを提供します。
例えば、ESSではEVリユース電池を安全に利用する技術、インフラでは普通充電器・急速充電器やV2H(Vehicle to Home)、そしてモビリティでは、PMV(Personal Mobility Vehicle)向けモーター、ドライバー、メーター、無線・有線充電ステーションなど、幅広いラインアップを有しています。また昨今需要が増しているパワー半導体の評価試験などのサービス提供も可能です。

リユースバッテリーを活用した
大容量スイープ蓄電システム向け制御基板開発

再生可能エネルギーの導入拡大に必要な調整力として、蓄電池は今後需要が拡大していくことが見込まれています。当社は、トヨタ自動車株式会社が開発した大容量スイープ蓄電システムに使用される制御基板開発・供給を通じて、需要拡大に対応しています。

充電インフラ

EV普及のカギとなる充電インフラの整備を促進するために、直面するコストと技術課題に対して、EV先進国である中国のノウハウ、技術を活用した提案をします。

PMV(Personal Mobility Vehicle)向け
各種ユニットおよび充電ステーション

2022年の道路交通法改正により、電動小型モビリティが「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」と位置づけられ、その利便性から電動PMV(Personal Mobility Vehicle)のニーズが高まっています。当社はPMV開発するお客さまの開発コストを削減するソリューションを提案します。

パワーデバイス評価試験サービス

EVを筆頭に世界で需要が高まっているパワーデバイスは、新興メーカーの台頭も急増しており、性能を比較したいユーザーにとっては、評価試験にかかる費用と工数が大きな課題になっています。そこで当社は、パワーデバイスの評価試験、報告書の作成などを代行するサービスを提供し、お客さまの製品開発リソースの削減に貢献します。

自動運転/ADAS(先進運転支援システム)

ADAS、そしてその先にある自動運転の実現による社会的メリットは、運転手の負担軽減、交通事故の削減、渋滞の解消・緩和、労働力不足の補完など、枚挙にいとまがありません。それ故、世界各国で、自動運転の実現に不可欠なセンシングデバイス、アルゴリズム、AIアクセラレーター、通信モジュールなどの開発が進んでます。
自動運転/ADASを実現するために不可欠な領域でお客さまの開発を促進させるため、当社はこれらの最先端技術を用いた製品を、お客さまのニーズにあわせてパッケージ化し提案します。

モビリティ業界向けにNVIDIAの最新GPUトライアル環境を提供する
「GPU Advanced Test drive(GAT)」

モビリティ業界はソフトウエア・ディファインド・ビークル時代の到来により、ソフトウェア主導の開発価値や重要性が急激に高まっています。特にAI開発に対する投資が世界中で旺盛になっており、AI開発のインフラとなるGPUは需要の高まりに伴い価格高騰が続き、日本のモビリティ業界にとって本格投資へ踏み切るハードルが高まっています。
そのような課題に対し、NVIDIA社の超高速、かつ最新のGPUサーバーを占有して試すことができるサービス「GPU Advanced Test drive」が、日本のモビリティ業界のAI開発を加速します。

園児置き去り防止システム

幼稚園や保育園、こども園などの通園バスに園児が取り残される事件が近年多発しています。子供たちの大切な命を守るため、当社は、速やかに精度高く園児の置き去りを検出・通知できるソリューションを提案します。

無人自動走行、作業車両自動化に向けた提案

日本の現役世代の人口は年々減少しており、運送業、建設業、製造業は常に人手が不足している状況です。当社は、人手不足を解消するために、各現場で求められる自立移動モビリティのハードウェア開発をサポートします。

自動運転、ADAS向け先端技術ソリューション

自動運転とADAS(先進運転支援システム)は、外界の情報を察知する各種センサーを用いたり、センサーで計測したデータから有用な情報を抽出したり、自動車の制御判断をしたりなど、共通する技術が多く、ADAS開発はそのまま自動運転開発にもつながります。当社は両分野の開発を強力に後押しする先端技術の提案が可能です。

次世代コクピット

人とクルマをつなぐHMI(表示およびセンシング)とそれらの制御コンピュータ-(心臓部)をあわせて「次世代コクピット」と定義しています。
昨今、SDV(Software Defined Vehicle:ソフトウェアが進化を定義するクルマ)という概念がクローズアップされていますが、これはスマートフォンのように、製品リリース後に機能アップデートし付加価値向上が可能なクルマのことです。そのSDVの実現にはハードとソフトの分離が不可欠であり、そのためには分散処理ではなく高性能コンピューターを用いた集中処理とシステムをつなぐ高速通信網が必要です。
そのようなニーズを踏まえ、当社は高速車載通信導入の支援サービス、統合演算によるECU高密度実装化に対して柔軟性、拡張性をもたらすマルチチップモジュールを提供します。
また、車室内においては、先進的で快適なインテリジェントコクピット空間を実現するための表示、操作、音声、センシングなどのデバイスも提供可能です。

近未来コクピット空間

自動運転時代の重要キーワードは「安全」と「快適」です。当社は、ARを使った安全運転支援機能や非接触操作、プライベート空間の演出で運転者および同乗者の「安全」「快適」空間を実現します。

高密度実装エリア(SoC周辺)に対する
マルチチップモジュールの提案

ECUの統合演算化により発生する、部品の高密度実装に伴う基板全体のコスト増、高度な実装技術、新たなリソース確保などの問題に対して、高密度実装部のみをモジュール化するマルチチップモジュールを提案します。

高速車載ネットワーク向けワンストップサービス

クルマの技術革新に伴うデータ高速化・大容量化の進化に対応するためには、高速ネットワークが必要となります。当社取り扱いの車載イーサーネット製品、車載SerDes製品やテストサービスは、高速車載ネットワーク導入に伴う技術面、リソース面の課題を解決します。

コネクティッド

カーラジオからカーナビゲーション、スマートフォン連携へと車内環境が変わり、モバイルネットワークの高速・大容量化、ビッグデータ、AI技術の発展とともにモビリティのコネクティッド化が進んでいます。そして、ほとんどのモビリティがネットワークでつながり、新しい価値やビジネスが創出される社会が到来しつつあります。
ヒト・モノ・データがつながることで社会や生活を大きく変える新たなサービスが生まれる一方で、公共交通機関や物流のドライバー不足や高齢者の移動手段の確保といった社会課題も残っています。
当社は車載領域で培った豊富な知識と経験を活かし、新たなサービスの実現や課題解決に対して、センサーや通信機などのハードウェアに加え、データの利活用や利便性の高いプラットフォーム、データ活用サービスを提供します。

自動車業界に特化したデータ解析ソリューション
~故障予測・部品劣化予測~

さまざまな車両がネットワークにつながり、新しいサービスが多く生まれる中、当社は車両から取得したデータを活用して、運転者にとって安心・安全、快適・便利なサービスを提供します。

NEXT Mobilityについて
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