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XENSIV™ PAS CO2センサー 

XENSIV™ PAS CO2センサー 
都市に住む人々は、オフィス、学校、あるいは自宅などの屋内で多くの時間を過ごします。しかし都市の屋内空間はエネルギー効率を高めるため気密性が高く、空気の質が劣化し、そのまま室内にこもる傾向があります。
この空気の質の劣化を示す指標のひとつに二酸化炭素濃度があります。この臭いも色もない気体を監視する従来の市販ソリューションは、かさばったり、高価であったりと、広く普及するだけの魅力を備えた製品となっていませんでした。
インフィニオン テクノロジーズは光音響分光法(PAS)を活用し、業界に革新的な変化をもたらす二酸化炭素センサーテクノロジーを開発しました。

回路図の説明

回路図の説明
◇光音響分光法(PAS)の動作原理
XENSIV™ PAS CO2センサーに使われているPAS原理は以下のように働きます。

赤外線光源からの光パルスが、CO2吸収波長(λ=4.2µm)に合わせて調整した光フィルタを通過します。吸収チャンバー内のCO2分子はろ波された光を吸収し、振動してパルス毎に圧力波を生成します。これを光音響効果と呼びます。非常に感度の高いMEMSマイクロフォンはセンサーキャビティ内のCO2分子により生じた圧力変化を検出し、マイクロコントローラはそれをCO2濃度測定値に変換して出力します。可能な限り高い精度のppm測定値を得るために、MEMSマイクロフォンは低周波数動作用に最適化され、吸収チャンバーは音響的に外部ノイズから絶縁されています。

◇XENSIV™ PAS CO2センサーの特徴
内蔵のマイクロコントローラではMEMSマイクロフォンからの信号がppm値に変換され、この値がシリアルI²C、UART、またはPWMいずれかを経由して出力されます。上位のマイクロコントローラは処理されたディジタル信号を受け取るだけなので、外部にアナログ信号を処理するフィルタや回路などは不要です。XENSIV™ PAS CO2は0 ppmから10,000 ppmまでの二酸化炭素濃度に対応し、±30 ppm ±3%の読み取り精度を備えています。断続測定モードでのXENSIV™ PAS CO2二酸化炭素センサの耐用期間は10年(Typ. 1測定/分)です。

以下詳細ページのリンク先に、XENSIV™ PAS CO2の情報、およびPAS原理を分かりやすく動画にしたビデオコンテンツがあります。ご参照ください。
詳しくはコチラ

資料ダウンロード

◇技術資料
 ・CO2センサープロダクトブリーフ
 ・CO2センサーデータシート

◇EE|Times掲載記事:”CO2センサーがCOVID-19に対するリスクを減らす”
 ・EE|Times EUROPE(英語)

◇評価キット関連
 マニュアル
 ・EVAL_PASCO2_SENSOR2GO
 PCソフトウエア
 ・ Infineon Toolbox


XENSIV™ PAS CO2センサーに関するお問合せは、NEXTY Advanced Technologyカンパニーまで!



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