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2022.10.12

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インフィニオン、Matter認証製品でスマートでサステナブルな住宅実現に貢献

2022年10月5日、ミュンヘン (ドイツ)

 

  • 新規格のMatter 1.0はスマートホームの普及と将来の市場アプリケーションおよびイノベーションの基盤を構築
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  • 消費者体験を向上し、インテリジェントでコネクテッドな IoT ソリューションによるエネルギー消費の低減に大きな可能性を提供
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  • 業界初の Matter 1.0 認証製品とすぐに使えるハードウェア ソリューションにより、革新的でサステナブルなスマートホーム デバイスとサービス創出を促進

 

スマートホーム ソリューションは、消費者の利便性を高めると同時に、エネルギー消費をおさえ、二酸化炭素排出量の削減を実現します。しかし、デバイスのエコシステムや、製品、プロトコルが異なるため、完全にコネクテッドでセキュアなスマートホームを実装することはこれまで困難でした。Connectivity Standards Alliance (CSA) が新たにリリースした Matter 1.0仕様は、スマートロックや照明、サーモスタット、セキュリティーシステム、センサー、メディア デバイスなど多くのスマートホーム アプリケーションで、デバイス メーカーが準拠すべき統一規格を提供し、これらの課題の軽減に貢献します。IoTおよびパワー ソリューションの世界的リーダーであるインフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、CSAおよび280社以上の企業と共同で、スマートホームにおける使いやすさ、相互運用性、セキュリティー、持続性を実現する、ゲーム チェンジャーとなり得るMatter標準の開拓に取り組んでいます。

 

インフィニオンのコネクテッド セキュア システムズ事業部プレジデントのトーマス ロステック  (Thomas Rosteck) は「住宅は、仕事、レジャーなど日々の活動の中心になりつつあります。私たちは、1つの規格を持つことがスマートホーム市場の断片化を解決し、この市場におけるより快適なコネクティビティ性やデジタル化、脱炭素化を推進する扉を開く鍵になると信じています。Matterイニシアチブとインフィニオンの統合されたMatterソリューションにより、消費者は最も効果的にエネルギー使用を最適化しながら、スマートホーム体験をシンプルかつセキュアな方法でカスタマイズ、接続、制御することができるようになります」と述べています。 

Matter 1.0は、異なるブランドやオペレーティング システムのデバイスの相互運用性と後方互換性を証明することで、スマートホーム ソリューションの採用を加速するものです。

インフィニオンは、CSAの理事会において重要な役割を担っており、世界標準を推進し、スマートホームにおけるIoTの未来を形作るという同社のコミットメントを明確に示しています。ハードウェア ベースのセキュリティーソリューションの世界的リーダーであるインフィニオンは、暗号化や、デバイス認証および整合性、スマートホーム機器のセキュリティー認証などのテーマを扱う主要なセキュリティーチームも率いています。

 

スマートホームの市場規模は急成長

市場調査会社のABIリサーチ社によると、2030年までに年間15億台以上のMatter認証デバイスが出荷される見込みです (出典:ABIリサーチ社、「Smart Home Bi-Annual Update」2022年3月)。また、この間、膨大な種類のコンシューマー向けロボット、スマート家電、その他の新興スマートホーム デバイスが、新たなスマートホーム システムとして出荷されると予想されています。 

スマートホームにおけるコネクテッド デバイスやサービスは、利便性や自動化にとどまらず、社会や環境に関する課題を解決するためのエネルギー効率の高いソリューションを提供することになるでしょう。

世界の総消費電力量のうち、住宅によるものが29%を占め、冷暖房や冷蔵庫が最も大きな要因となっています。スマート家電が相互接続されることで、エネルギー消費を削減する大きな可能性が開かれます。たとえば、スマートホーム ネットワークは、さまざまな状況におけるユーザーの温度の好みを学習し、自動的に調節します。また、センサーを使った制御により、部屋に誰もいないときに照明や冷暖房の電源を切ったりします。さらに、インテリジェントなスマートホーム ネットワークは、再生可能エネルギーが利用可能なタイミングで洗濯機や自動車の充電を開始します。

さらに、2030年までに世界の6人に1人が60歳以上になるため、スマートホーム ソリューションは、高齢者が自宅でより快適に自立して生活するための支援にもなります。

 

Matter ソリューションで消費者体験とサステナビリティを向上

インフィニオンのソリューションの主要な技術ポートフォリオは、正しく適合し、すぐ使うことができます。これにより、革新的なスマート ホーム製品の誕生を加速させ、コネクテッドでスマート、セキュアかつ高いエネルギー効率といった、住宅に対する現在そしてこれからの需要を満たすことで、最高のユーザー体験と新しいサービスを実現します。

 

インフィニオンのMatter認証ソリューションは以下のとおりです。

  • 新しい PSoC™ 62S2 Wi-Fi BT Pioneer Kitは、開発者やエンジニアが信頼性の高い超低消費電力のMatter over Wi-Fi ソリューションを実現し、市場投入までの時間を短縮できるよう支援します。
  • PSoC™ 6x ULP MCUと AIROC™ CYW43xx Bluetooth/Wi-Fi SoCの組み合わせにより、Bluetooth/Bluetooth Low Energy上でプロビジョニングしながら、Matter over Wi-Fi エッジ デバイスの非常に信頼性が高く低電力の実装をサポートします。
  • 高性能かつ低消費電力の AIROC™ CYW30739 マルチプロトコルSoC (Bluetooth Low Energy 5.3, IEEE 802.15.4) は、Matter over Thread デバイスに必要な基盤として、Thread 1.3認証を初めて完了したもののひとつです。
  • Matterと互換性のある OPTIGA™セキュリティーソリューションは、組み込みシステムに容易に統合することができ、情報や機器の機密性、完全性、真正性を保護することができます。このソリューションは、基本的な認証チップから高度な実装まで幅広く対応しています。

これらのソリューションはすべて、 ModusToolBox™開発プラットフォームで設計が可能で、IoT開発者の市場投入までの時間を短縮します。詳細については、 こちらをご覧ください。

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