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2022.11.11

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インフィニオン、CoolSiC™がブルームエナジー社の電解槽およびエナジー サーバーの電源コンポーネントに採用

2022年10月18日、ミュンヘン (ドイツ)

現在のエネルギー危機は、 気候に優しいエネルギー供給を確保するために代替エネルギー源が緊急に必要であることを明確に示しています。米カリフォルニア州に本拠地を置くブルームエナジー社は、同社の燃料電池製品であるエナジー サーバーとブルームエナジーの電解槽に、インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) のCoolSiC™ MOSFETとCoolSiC™ダイオードを採用しました。

ブルームエナジー社の燃料電池と電解槽は、気候変動に対処し、二酸化炭素排出ゼロへの複数の道を提供します。これらの製品は、弾力性があり、持続可能で予測可能なエネルギーを生成するための燃焼を伴わない方法を可能にします。エネルギー プラットフォームの個々の固体酸化物燃料電池 (SOFC) は、天然ガス、バイオガス、または水素で作動します。高い電気効率により、グリッド障害や-20℃から45℃の気象条件にも強い持続的な電力供給を実現します。

インフィニオンのインダストリアル パワー コントロール (IPC) 事業部プレジデントであるピーター バーウァー (Peter Wawer) は「世界的なCO2排出量の削減とエネルギー転換の成功は、地球上の気候変動を止めるための2大課題です。インフィニオンは、水素がCO2を排出するエネルギー源の優れた代替品であり、エネルギー産業と自動車産業の脱炭素化において重要なツールになると確信しています。したがって、当社のCoolSiC™デバイスが、水素技術の最適化とさらなる発展に大きく貢献できることを非常に喜ばしく思います」と述べています。

ブルームエナジー社は効率性の観点から、先進的でクラス最高の燃料電池システムの電源に CoolSiC™ MOSFET とダイオードを統合しました。従来のシリコンベースの世代と比較して、これによりシステムのエネルギー効率は1%、電力密度は30%改善し、システムのサイズとコストをともに30%削減しました。

CoolSiC™ MOSFET IMZ120R030M1Hは、TO-247-4パッケージでクラス最高のスイッチング損失と導通損失を実現し、高しきい値電圧Vth>4Vを提供します。シンプルでわかりやすいゲート制御のために、0 Vのターンオフ ゲート電圧を備えています。このデバイスは、広いゲート-ソース電圧範囲と、ハード コミュテーション用に設計された堅牢で低損失のボディダイオードを備えています。また、温度に依存しないターンオフのスイッチング損失を提供します。

CoolSiC™ショットキーダイオード IDW30G120C5BはTO-247-3パッケージで提供され、業界をリードする順方向電圧を提供します。さらに、このダイオードは逆回復電荷がなく、クラス最高のサージ電流能力と優れた熱性能を提供します。

 

供給体制について

IMZ120R030M1HとIDW30G120C5Bは、現在ご注文を受け付けています。インフィニオンのエネルギー効率への貢献については、インフィニオンの「エネルギー効率」の Webサイトをご覧ください。

ブルームエナジー社の詳細については、 こちらをご覧ください。         

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