アナログスイッチとは
例えば、LED、電源供給、オーディオ信号のON/OFF切替やアナログ信号の切替など、回路にスイッチを挿入したいとき主にアナログスイッチが使われます。アナログスイッチは電気信号や電源ラインに直列に接続され、ON/OFFを切替えることができます。機械的な接点をもつスイッチもありますが、ここでは半導体の回路で構成されるアナログスイッチについて説明します。
スイッチの種類
アナログスイッチは用途によって1つまたは複数の入出力を持つものがあります。設計しようとしている信号ラインをどうしたいのか?単純にON/OFFのみにするのか、信号ラインの切替えに使うのか、要求される仕様によって選択するアナログスイッチと接続方法が異なります。以下にいくつか例を挙げます。
- SPST (Single Pole Single Throw):1つの入力(Pole)端子と1つの出力(Throw)端子を持ちます。入力と出力をON/OFFの状態に切替えることができ、例えばLEDの点灯・消灯や電源のON/OFF切替えに利用されます。
- SPDT (Single Pole Double Throw):1つの入力(Pole)端子と2つの出力(Throw)端子を持ちます。1つの入力端子から2つの出力端子のいずれかに接続し、例えばオーディオや映像信号の切替えや異なる電源の選択に利用されます。
- DPST (Double Pole Single Throw):2つの入力(Pole)端子と1つの出力(Throw)端子を持ちます。2つの独立した回路を同時にON/OFFすることができ、例えば複数電源の同時切替えやに複数のデバイスの同時ON/OFF切替えに利用されます。
- DPDT (Double Pole Double Throw):2つの入力(Pole)端子と2つの出力(Throw)端子を持ちます。各入力が2つの異なる出力に接続でき、例えばモーターの回転方向切替えや複数経路の信号切替えに利用されます。
出力数が増えると、SP4TやSP8Tといった製品もあります。
また、複数の入力に対して同じ数だけ切替え信号が存在するものがあります。例えば図の右側に記載のアナログスイッチは、2つの入力に対してそれぞれ切替え信号が2つ存在します。これらはSPSTスイッチ×2 (Dual SPST)、SPDTスイッチ×2 (Dual SPDT)となります。
図 アナログスイッチのシンボルと内部構成
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