2024年4月8日、ミュンヘン (ドイツ)、アリゾナ州テンピ (米国)、ポルト(ポルトガル)

パワーシステムとIoTのリーダーであるインフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、欧州における後工程製造のアウトソーシング体制を強化し、半導体パッケージングとテストサービスの大手プロバイダーであるAmkor Technology, Inc (Nasdaq: AMKR、以下アムコー) との複数年にわたるパートナーシップを発表しました。両社は、ポルト (ポルトガル) のアムコーの製造拠点でパッケージングとテストの専用センターを運営することで合意しました。運営開始は2025年前半を予定しています。

この長期契約により、インフィニオンとアムコーはパートナーシップを強化し、従来の半導体組立およびテストアウトソーシング (Outsourced Semiconductor Assembly and Test, OSAT) ビジネスモデルを拡大します。アムコーはポルトの施設を拡大し、生産ラインを稼動させ、専用のクリーン ルーム スペースを提供し、インフィニオンはエンジニアリングと開発サポートを行うチームを派遣します。この協業により、欧州の半導体サプライチェーンはさらに強化され、特に自動車業界の顧客にとってより強靭なものとなりなす。これは、インフィニオンのすでに多様化している製造拠点を補完し、内製とアウトソーシングの製造能力のバランスをとるものです。

 インフィニオンのエグゼクティブ バイス プレジデントでグローバルの後工程オペレーションの責任者であるアレクサンダー ゴルスキー (Alexander Gorski) は「アムコーとのパートナーシップを拡大し、インフィニオンのエンジニアリングと開発の専門知識を通じて貢献できることを嬉しく思います。インフィニオンとアムコーはお客様のために、地理的な強靭性と供給の安全性を高めています。また、ともに半導体製造のロケーションとしての欧州の重要性を強化しています。インフィニオンは20年以上もの間、ポルトで大規模なサービスセンターの運営に成功しており、現在では600人以上の従業員を擁しています。この共同の製造センターにより、インフィニオンはポルトガルの優れた半導体エコシステムにさらに深く根付くことになります。我々は、ポルトガルにおける足跡をさらに増やせることを心待ちにしています」と述べています。

アムコーの社長兼最高経営責任者 (CEO) であるギール ルッテン (Giel Rutten) は「インフィニオンとのパートナーシップを拡大できることを誇りに思います。アムコーはポルトの製造拠点への投資を継続し、生産能力を拡大するとともに、アドバンスト パッケージングとテスト技術のポートフォリオを拡充しています。今回の提携は、両社にとって、自動車および産業用エンドマーケットをサポートする先端製品のサプライチェーンの強靭性を高める新たなマイルストーンとなります」と述べています。

 Amkor Technology, Inc (アムコー) について

アムコーは、米国に本社を置く世界最大のOSAT (半導体組立およびテストアウトソーシング) のサービス プロバイダーです。1968年の設立以来、ICパッケージングとテストサービスのアウトソーシングのパイオニアであり、世界有数の半導体企業、ファウンドリー、エレクトロニクスOEMの戦略的製造パートナーです。アムコーは、スマートフォン、電気自動車、データセンター、人工知能、ウェアラブルなどの通信、自動車、産業、コンピューティング、コンシューマー業界向けにターンキー製造サービスを提供しています。アムコーの事業基盤は、主要な電子機器製造地域に位置する生産施設、製品開発センター、セールス＆サポートオフィスで構成されています。詳細は amkor.comをご覧ください。