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海外で活躍するネクスティ エレクトロニクス

ネクスティ エレクトロニクスは
世界29箇所に拠点を構えています。
世界各地で挑み続けるスタッフを紹介します。

Y.M2012年入社
営業 新卒入社 入社10年以上 海外駐在
  • 海外勤務になった経緯 海外拠点で1年間経験を積む
    「海外トレーニー制度」を活用

    高校生の頃から国を跨いで働くビジネスマンに憧れがあり、大学では英米文化学科を専攻しました。ネクスティ エレクトロニクスに入社を決めたのも、長期海外赴任できることが理由の一つです。また、当社には海外拠点に1年間赴任し、国際的な業務を学ぶ「海外トレーニー制度」があり、海外勤務者へのサポートが充実している点にも魅力を感じていました。
    ただ、私が配属になった部署は特に海外と関わる業務ではなく、多様な商材を日本のお客さまに販売する業務でした。日常的に英語を使う訳ではなかったのですが、外資系メーカーの商品を扱ったり、海外拠点への輸出サポートをしたりといった接点はありました。入社7年目に「海外トレーニー制度」でチェコに赴任。英語を使って現地の人たちと仕事をすることや、日本と外国の架け橋となる業務を学ぶことで、ますます海外勤務への思いが募りました。アメリカ・デトロイトへの赴任が決定したのは、2022年です。当社は、比較的若い年代の社員でも海外で働くチャンスがあり、私も30代前半で海外勤務の機会をいただけたことを嬉しく思いました。

  • 現地の仕事内容 自動車産業の最先端デトロイトで
    本社と連携しながら市場を開拓

    アメリカ法人では、アメリカ拠点で生産活動をしている日系のお客さまに、半導体など生産に必要な商品の輸出サポートや納入業務が中心です。それに加えて、現在私は、アメリカ本社の企業やアメリカで製品開発をしている企業に対して、ビジネス創出のための営業活動を行なっています。
    ワークスタイルの大きな変化は、日本のスタッフとミーティングを行う際の時差問題です。本社との連携が重要なため打ち合わせが多いのですが、日本時間の朝8〜10時が、米国時間で前日19〜21時です。比較的遅い時間から商談やミーティングをするので夜型で良かったなと思っています(笑)。

    プライベートでは、妻と2歳の娘の3人で一緒に出かけることが多いです。デトロイトがあるミシガン州は綺麗な公園が多く、冬はマイナス15℃にもなりますが、屋内の遊び場も充実しています。小さな子どもがいても出かける場所には困りません。先日は、車で4時間ほどの場所にあるカナダのナイアガラの滝を見に行きました。「次の休みはどこへ行こう?」と家族で旅行の計画を立てることが良い息抜きになっています。

  • 海外で学んだこと 英語を第一言語として使う難しさを実感。
    商談はファーストインプレッションが要

    アメリカ勤務になり最も困難を感じたのは、実は英語です。日本では、親睦を深めるために飲み会をしますが、こちらではランチを一緒にして親交を深めます。そこで求められるのが、テンポの良い会話です。ただ話せるだけではなく、適切な単語を選ぶ能力、さまざまな話題を提供する話力も求められます。学生の頃から語学の勉強をし、私は英語が得意な方だと思っていましたが、英語を母国語として育ってきている人たちに対して“英語を使って仕事をする”ことは想像以上に大変です。
    また、現地の方はとても合理的で「自分たちにメリットがない」と判断されるとメールの返事も一切くれません(笑)。商品が良くなかったのか、紹介したタイミングが良くなかったのか、原因も分からないのです。ですから、商談ではファーストインプレッションが何より重要だと考えています。いかに私たちの仕事と商品を分かりやすく、相手に響くように伝えるかを、赴任してさらに心掛けるようになりました。毎回、提案内容を練りに練り、「これが最初で最後の商談だ」という気持ちでプレゼンに臨んでいます。

  • 今後のキャリアプラン 自身の経験をネクスティ エレクトロニクスの共有財産に。
    未来の海外ビジネス創出に役立てたい

    海外赴任という大きな目標を叶えた今、海外で仕事をすることは、決して特別なことではないと感じるようになりました。海外勤務に限らず、自分がやりたいことやなりたい姿を想像し、周りに発信すること、そして足りない部分を補い、長所を伸ばすべく努力研鑽をすることが、夢を叶える近道になると思います。
    また、数百種類の商品を扱う当社だからこそ、身近な部署だけでなく他の人たちがどんな商品を扱い、どんな仕事をしているのか、「会社全体として何ができるのか」を深く理解することが大切です。本来なら100の商品があるのに、10しか知識の引き出しがないという状況は、ビジネス創出の機会を失うことになります。
    海外から客観的に当社を分析すると、「英語でビジネスを創出する」という部分ではまだ発展途上だと感じました。私の失敗談も含め、海外での経験を可視化して共有することで、ネクスティ エレクトロニクスの競争力を高めたいと思っています。当社には優秀な社員が多く在籍していますが、海外では何かしらの困難に直面します。日本にいる時と同じように仕事をするには、何に気をつければ良いのか、どんな言葉や手段を用いて仕事をすれば良いのかをお伝えできれば、私が10年で培ったスキルを5年で会得してもらえるかもしれません。未来の仲間が “世界中どこにいても仕事を創出できる” 土壌づくりに貢献したいです。

I.S2000年入社
営業 キャリア入社 入社10年以上 マネージャー 海外駐在
  • 海外勤務になった経緯 海外サプライヤーを扱う部署を経て
    国際的な視野を持ち始める

    私が入社した当初は海外拠点が少なかったため、当時は海外赴任について意識をしていませんでした。国際的な働き方を意識し始めたのは、入社10年目の頃です。海外サプライヤーを扱う部署に移り、海外出張や現地の方と商談する機会が増え、グローバルな業務に面白さを感じたことがきっかけです。本格的に海外勤務希望を出したのは、同部署の仕事にも慣れ、グループリーダーを任されるようになった30代後半の頃でした。
    そして2021年、インドネシア法人のマネージャーに任命されました。実は、インドネシアへの赴任が決まった時期は、自分が描いていたキャリアプランより6〜7年遅れていました。しかし、念願の海外赴任であること、そしてこれから市場が成長していく東南アジア圏であることを含め、とてもやりがいを感じました。

  • 現地の仕事内容 インドネシア法人の営業統括から
    経営マネジメントまでを担う

    インドネシアに行っても、商材は日本にいる時とほとんど変わりません。半導体、基板、ユニットなどの電子部品を車載関係のお客さまに向けて提案、販売を行っています。大きな違いは、インドネシアはバイク移動が主流のため、二輪車のマーケットが非常に大きいことでしょうか。加えて、現地顧客の開拓も行なっています。
    インドネシア法人は現地のスタッフと駐在員を合わせて26名と、規模の小さな会社です。ワークスタイルは日本と大差ありませんが、営業グループ員の一人としてではなく、インドネシア法人の社長として経営者視点で管理をする必要が出てきました。ファイナンスや人事関係、事務所を引っ越す際の事務作業やインテリアまで(笑)、経営にまつわるマネジメント業務は何でも行なっています。最初は戸惑いもありましたが、今しか経験できない貴重な機会と捉え、新鮮な気持ちで取り組んでいます。

  • 海外で学んだこと 国民性の違いを理解し、
    とことん対話して問題を解決

    インドネシアの人たちは、良くも悪くも楽観的です。赴任当初からウェルカムな雰囲気で人間関係も困難なく築くことができました。一方で、日本と比べて責任感が希薄な部分があり、悩まされることもあります。国営機関も例外ではなく、システムがダウンして手続きがスケジュール通りに進まないなど、イレギュラーなトラブルも多々ありました。過去に、社員の一人が、海外の基板メーカーとのミスコミュニケーションで単位を間違えて発注してしまい、赤字販売になってしまったことがありました。日本ではまず起こらないようなミスですが、担当者はあまり責任を感じておらず「このままではまた同じことが起きる」と危惧しました。何が問題だったのかをとことん話し合い、社内全体に共有。1年後にはミスによる赤字は大幅に減少しました。時間はかかりましたが、対話が大切だと感じた出来事でした。
    日常生活においては、インドネシアは国民の約9割がイスラム教のため、断食期間に店が閉まってしまったり、豚肉料理がなかったりと、慣れるまでは不便を感じることもありました。海外生活は国民性や文化の違いで想定外のことも起こり得ますが、逆にそれを今しかできない経験だと楽しむ精神が大切だと思います。

  • 今後のキャリアプラン 身に付けた経営マネジメント力を活かし
    新拠点の立ち上げに貢献したい

    確実に利益を上げる体質を維持し、社員に還元できる会社へとリードしていくことが目下の課題です。そのためには、現地のスタッフが会社、仕事に対して何を期待しているのか、しっかりと汲み取りモチベートしていく必要があります。また、自身のマネジメント力をさらに向上させるべく、昨年から中小企業診断士試験の勉強を始めました。今後は、国際的なコミュニケーション力に加え、こちらで身に付けた経営マネジメントのノウハウを活かし、新たな海外拠点を立ち上げるような仕事に貢献したいです。
    海外勤務に限らず、配属時期は自分にとってベストのタイミングで決定することは少ないかもしれません。夢が叶うまでの準備期間に、将来やりたいこと、なりたい自分をイメージして日々研鑽を積むことが大切です。直向きに努力する姿は、必ず誰かが見ていてくれますし、ネクスティ エレクトロニクスは、そういった姿勢をしっかりと評価してくれる会社だと思います。

D.K2004年入社
営業 キャリア入社 入社10年以上 マネージャー 海外駐在
  • 海外勤務になった経緯 半導体の世界最大の消費地
    中国の開拓を託されて赴任

    私は2014年にインドネシアへ赴任し、新たな現地法人の立ち上げを経験。その後一旦は日本国内に戻りましたが、2020年10月から中国に赴任して現地法人の総経理を務めています。中国はもともと当社が取り扱う半導体の世界最大規模のマーケットだったことに加え、2019年当時2500万台だった中国の自動車販売台数も大幅に増加することが予測されていました。そこで、急拡大を続ける市場における戦略構築と実行という大きなミッションを与えられ、中国・上海の拠点に赴任することが決まりました。
    正式に赴任が決まった時には、世界最大の半導体の消費地・中国の市場をこれまで以上に深耕するというやりがいがある職務を得たことに、感謝と希望で一杯でした。ただ、巨大な市場でいかに当社の価値を最大化していくのかを考える戦略立案に関しては、武者震いするような気持ちにはなかなかなれず、正直かなり頭を悩まされたのを今でもよく覚えています。

  • 現地の仕事内容 中国全土の現地法人の経営を
    最高意思決定者として牽引

    中国では、大きく2つの役割を担っています。1つ目は、中国大陸で展開する当社の現地法人の董事長(最高意思決定者)として経営全般に関わる業務を遂行すること。そしてもう1つは、東アジア極の営業本部の責任者として、営業戦略の構築と遂行を進めることです。
    私は中国に赴任する以前、インドネシア拠点の立ち上げを経験し、そこで大きな壁にぶつかりました。営業の経験しかなく、経営に関する知識が圧倒的に不足していたのです。社内の法務や財務との会話、外部の銀行や監査法人の言葉がほぼ理解できず、今振り返ってみれば事業計画も稚拙なものでした。ただ、現地法人のスタッフの力を借りながら、1年間ひたすら各方面の知識を習得する勉強に努め、何とか乗り越えました。
    中国では、成果主義の考え方が浸透しており、個人の実績を何より重視する風潮の中、日本的なチームワークや合議制を受け入れてもらうことに苦慮しています。組織全体の戦略を個人のオペレーションレベルまで具体的にタスク化して明確にする一方、日系企業ならではのチームワークやチームビルディングを発揮できる組織を目指し、定期的にオリエンテーションなどを開催して理解を促すようにしています。

  • 海外で学んだこと 日本的な曖昧表現を避け
    ロジカルに会話することが大切

    中国で勤務していて思う日本との違いは、日本人同士であれば言いづらいと思う内容も中国では率直に伝え、その上で議論をしていくのが基本のスタンスであるということです。普段の生活においてもフラットな人間関係が好まれる社会・文化だと感じることが多く、そのあたりがビジネスシーンにも反映されていると感じます。現地でビジネスを展開するうえで心掛けていることは、「相手のメンツを立てること」です。決してメンツを潰さないようにすることが円滑にビジネスを進める一番の肝だと感じています。
    海外勤務で学んだことは、曖昧な表現を避け、ロジカルに会話をすることの大切さです。大きな声で意思を伝えれば、どんな人たちとも会話はでき、道は開けます。また、海外で必要となるのは、何があっても明るく前向きに挑戦する気持ちです。海外では、公私ともに人生初の経験をたくさんすることができます。困難に直面する場面も多々ありますが、そんな時でも明るく振る舞えば何とかなるものです。また、さまざまな人とのコミュニケーションも大事です。その一番の近道となるのが、現地の習慣、食文化を理解して一緒に体験することです。なお、中国では、歓待の席で大量のお酒を飲みますが、これは断れますのでご安心ください(笑)

  • 今後のキャリアプラン アジアでの駐在経験を活かして
    他地域へと活躍の場を広げたい

    中国の経済、当社のお客さまやサプライヤーの発展に寄与し、社員の皆さんを幸せにすること、そしてそれを維持していくのが目標です。日系のお客さまと東アジア極のお客さま、それぞれに対して掲げる戦略目標を成功させ、エレクトロニクスの進化を通じて世界の人々の生活を豊かにしていきたいです。まずは現在の職務に全精力を注ぎたいと思います。その先は自身の東アジア極や豪亜極での駐在経験を活かし、北米や欧州といった他地域でのビジネスも経験してみたいです。常に海外で先陣を切るキャリアを続けていきたいと思っています。
    海外での勤務は、ビジネスのロジックをより深く理解し、個々のワークライフにおいて強固な基盤を構築するための絶好の機会となります。また、自身の職務におけるスペシャリストなキャリアの習得はもちろん、早い段階から経営に触れることができることも大きな魅力です。ぜひ多くの社員に率先して海外勤務を経験してほしいと願っています。

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