事例紹介(Nexty Electronics World)
ドローンやAGV(無人搬送車)の高精度周辺認識により安全と省人化に貢献
ICT・インダストリアル
取組み背景
労働人口減少懸念に伴い、設備内での荷役や過疎地域での物流・測量・監視など、従来人の手で行っていた作業を自動化・省人化する手段として、AGV(無人搬送車)やドローンのニーズが高まっています。同時に、これらAGVやドローンによって作業員が危険に晒されるリスクを減らそうという取組みが進んでいます。自動走行にあたっては周辺環境を認識する必要がありますが、周辺認識においては3次元での周辺状況の可視化を高速に実行することのできるLiDARの活用が広まっています。
当社ソリューション
当社が提供するLivox Technology Company(以下 Livox)のLiDARは独自の走査方式により高速&高精度な周辺認識を可能とします。
一般的な走査方式のMulti-line Spining Lidarにおいては、直線を反復させたスキャンデータを積層して3次元地図を生成していく方法が主流となっていますが、Livoxはプリズムを回転させることで独特の模様を描く独自のスキャン方式(非反復走査:花びら状/∞字状)を採っています。この走査法式によりスキャンの積分時間を上げることで、従来スキャン法式よりもターゲットとなるFOV(視界)内での走査率を上げ、より高精細な3次元データを高効率で得ることが可能です。
また、当社では多彩な用途に対応できる幅広い仕様のラインアップを取り揃えており、AGVやドローンなどの移動体だけでなく、監視カメラが多用されている施設の監視システムなどで、物体認識によるより高度な周辺監視システムを導入したいというケースにも適用できる、廉価ソリューションが提供可能です。
当社の強み
- 小型・廉価・高性能で、幅広い製品と用途での活用が可能
- 開発・評価の利便性を上げる豊富なサンプルプログラムと充実したアクセサリー類