事例紹介(Nexty Electronics World)

ローコードで製造現場のDXを実現するプラットフォーム「TULIP」

スマートファクトリー・ロボティクス

取り組み背景

近年デジタル化が進み、工場でもさまざまなIoT機器やシステムからデータが取得できるようになりましたが、これらのデータがリアルタイムかつ有機的に使える状態には至っていないのが現状です。取得したデータの手作業での入力や、必要な情報を各現場でエクセルに落としてグラフ化する場面も多く見受けられます。

また、現場での作業手順や次の作業に進むための数値基準などは、紙によって作業員に伝えられます。しかし、工程進捗の確認は現場任せであり、確認手段も乏しいため、不良品は最終工程である検品で発見されることが多く、結果として多くのムダが発生します。

これらを解決するためにアプリケーション化しようとするものの、現場のIT人材不足、もしくはIT人材の現場への理解不足により、仕様の策定や開発、仕様変更などに多くの手間と時間がかかります。その結果、現場にとって使いやすいものになりにくいのが現実です。

当社ソリューション

TULIPは、プログラミングの知識がなくても使いやすいインターフェイスです。外部のベンターに委託することなく、現場によるアプリケーションの作成から運用までを可能にします。

さらにプラットフォームとして各種センサーや計測機器などと連携することで、手入力・手書きによるミスを防止し、正しいデータをスピーディに収集します。これにより、製造現場のデジタル化、データ化の悩みを解決し、データの可視化・活用までを含めたDX実現に貢献します。

なお日本市場における「TULIP」導入後の効果として、不良率を59%※2削減、教育時間を67%※3削減、生産性は18%※4向上しています。

<TULIPで実現可能なこと>
・プログラミングレス(ローコード)で現場が欲しいアプリケーションを現場で作成
・手順書、品質チェックなどのデジタル化とデータ蓄積
・計測機器やIoT機器と接続し、データを取得・蓄積
・蓄積したデータをアプリケーションやダッシュボード機能で可視化
・外部システム(ERPや生産管理システムなど)とのスムーズな連携
・IT資産を保有せず、常に最先端の技術が利用可能(保守・運用コストが不要)

※2、3、4:TULIP・T-Project調べ。導入企業の実例。

当社の強み

当社はTULIPのサービスを日本で展開するT Project社と代理店契約を締結し、製造現場で必要とされるIoTとシステムの連携環境を提供します。

例えば当社取扱いの屋内位置測位センサー「ZEROKEY」とTULIPを組み合わせることで、ねじの締め付け位置を自動判別しながら締め付けトルクを自動的に記録し、締め付け順と強さのトレーサビリティーを確保するソリューションを株式会社T Projectと共同で提案しています。

名古屋市伏見にある当社のショールームで、活用方法を実際にご覧いただけます。

プレスリリース

ネクスティ エレクトロニクスが T Project と代理店契約を締結 ~ローコードで製造現場の DX を実現するプラットフォーム「TULIP」の販売を開始~

パートナー会社

株式会社T Project