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キャッツからODM事業の譲渡を受け、新社設立へ
~ ネクスティ エレクトロニクスがODM事業を強化~

豊田通商グループのエレクトロニクス商社、株式会社ネクスティ エレクトロニクス(代表取締役社長:青木 厚、本店:東京都港区、以下 ネクスティ エレクトロニクス)は、キャッツ株式会社(代表取締役社長:中井章文、本店:横浜市港北区、以下 キャッツ)のODM事業の譲渡に関する基本合意書を締結し、2020年4月、設計機能及びODM案件受託の強化を目的に株式会社ネクスティエンジニアリングサービスを設立しました。

 

 

【設立の背景と目的】

現在、 CASE(コネクティッド、自動運転、シェア/サービス、電動化)の領域における技術進化は著しく、新しい技術への迅速な対応要求は日増しに高まっています。特に、 先進運転支援システム(ADAS) においては、AIの活用など新技術開発が加速しており、OEM・Tier1メーカー各社はこの開発領域に社内リソースを集中させたいものの、集中させることで新技術開発以外の開発リソースが不足するという問題に直面しています。また、車載以外の領域でもIoT化が加速しており、お客様の自社内での設計・開発リソースの不足や未着手領域による知見の不足のため、外部への設計・開発業務委託が増加しています。

そこで、ネクスティ エレクトロニクスは、資本提携先であるキャッツ社からODM事業の譲渡を受け、モノづくり全般に関する企画から製造までのサービスを提供する「株式会社ネクスティエンジニアリングサービス」を設立しました。車載、産業機器、民生機器、情報通信分野などあらゆる市場で今まで培ったノウハウと、実績のある信頼の高いパートナーとのアライアンスネットワークを活用し、お客様のご要望に沿った最適なソリューションを提案します。

 

ネクスティ エレクトロニクスは、豊⽥通商グループの総合力を活かしたネットワークで、エレクトロニクス分野を牽引しています。また、半導体メーカー世界TOP20社のうち10社と販売代理店契約を締結しており、半導体及び周辺技術に豊富な知⾒を有しています。

キャッツのODM事業は、自社内でハードウェア、ソフトウェアの設計及びFPGA※1を含む開発を行っており、製造においては長年、信頼関係を培ったパートナーと提携し、高品質な製品を提供しています。

 

ネクスティ エレクトロニクスの持つネットワークや機動性の高い営業力と、キャッツの設計・開発からモノづくりに関する知見を組み合わせることで、次世代モビリティーを始め、あらゆる分野におけるエレクトロニクス化を加速し、より便利で豊かな社会作りに貢献にしていきます。

 

※1 FPGA(Field Programmable Gate Array):設計者が手元で変更を行いながら論理回路をプログラミングできるLSI

 

【株式会社ネクスティエンジニアリングサービスの概要】

名称:株式会社ネクスティエンジニアリングサービス

所在地:東京都港区港南2-3-13 品川フロントビル(ネクスティ エレクトロニクス 東京本社内)

事業内容:ODM受託業務、回路、ソフト設計、生産受託

資本金:1億円