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EMV非接触ペイメント端末を簡素化するDeepCoverセキュアマイクロコ ントローラを発表
セキュリティ機能とペイメントインタフェースの内蔵によって最新のPCI-PTS規格に適合し開発期間を短縮するMAX32560
カリフォルニア州サンノゼおよびカンヌ(フランス) 2016年11月21日—Maxim Integrated Products, Inc. (NASDAQ:MXIM、以下Maxim)のMAX32560 DeepCover®セキュアマイクロコントローラを使用すれば、mPOS端末、ATMのキーボード、EMVカードリーダー、接触/非接触ピンパッド、その他のモバイルペイメント機器のメーカーは、PCBスペースとBOMを削減するとともに、製品の市場投入までの時間を短縮することができます。
現在、モバイルペイメント機器の設計者は、メモリ拡張、非接触インタフェースとアンプ、ISO7816 PHY、磁気ストライプインタフェース、およびバッテリ切り替え機能用に複数の外部ICを使用する必要があります。これらの追加部品によって、基板スペースと認定にかかる時間が増大しています。新しいMAX32560 DeepCoverセキュアARM® Cortex®-M3マイクロコントローラでは、これらの機能がシングルチップに内蔵されているため、最大6つの外部チップが不要になります。
MAX32560は、アクティブタンパー保護、PIN処理用のスクランブルキーパッド、およびセキュア暗号エンジンを含む、厳格なPCI-PTSの要件への対応に必要なすべてのセキュリティ機能を内蔵しています。EMV非接触リーダーフルインタフェース、2つのEMVスマートカードインタフェース、DSPベースの高性能磁気ストライプリーダー、2チャネルのADC、および1チャネルのDACを含む複数のアナログインタフェースを内蔵しているため、PCB実装面積が削減されます。
MAX32560は1MBのエンベデッドフラッシュメモリ、384KBのSRAM、および8KBのセキュアNVSRAMを内蔵します。メモリはXiPを備えた柔軟なQuadSPIコントローラを介して外付け高速シリアルフラッシュメモリによってさらに拡張することが可能で、オンザフライAESエンジンを使ってコードやデータの読み取りと復号を迅速に行うことができます。通信インタフェースとして、MAX32560はUSBデバイスポート、3つのSPIコントローラ、2つのUART、および2つのI2Cコントローラを提供します。このデバイスはBGA144パッケージ(9mm x 9mm)で提供され、-40℃~+85℃の温度範囲にわたって動作します。
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