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シンガポールにコネクティッドサービス分野のテック企業を新設
~コア技術のR&Dを担い、MaaS事業を通じた社会課題の解決への貢献を目指す~
豊田通商株式会社(以下、豊田通商)、豊田通商アジアパシフィック(以下、TTAP)、ネクスティ エレクトロニクスタイランド(以下、NETH)の3社は、2019年11月1日、シンガポールにおいて、コネクティッドサービスの実現に向けた技術のR&Dを担う Toyota Tsusho Mobility Informatics Pte. Ltd.(豊田通商モビリティインフォマティクス、以下、TTMI)を設立しました。
1.背景
自動車業界は100年に一度の大変革期を迎えており、モビリティを移動サービスと捉える新しい概念も生まれています。
MaaS(Mobility as a Service)は、異なる形態の交通サービスをシームレスにつなぐだけでなく、新たな次世代モビリティサービスも含め、利用者にとって効率のよい便利な移動・輸送を提供する統合モビリティサービス事業です。MaaSの普及は、大都市の交通渋滞や大気汚染、さらには高齢化や人手不足などのさまざまな社会課題の解決につながると期待されています。
2.新社設立の目的
MaaSを実現するための要素の一つがコネクティッドサービスであり、高度な技術が求められます。
TTMIは、豊田通商グループおよびパートナー企業との提携により、機械学習や数理最適化技術などの高度な技術を開発し、配車サービス事業者や物流事業者をはじめとするモビリティサービスプロバイダーに、コネクティッドサービス(渋滞情報配信、最適配送経路計画など)を提供します。
また、シンガポールは、国を挙げて次世代モビリティ事業の開発・普及に取り組むMaaS先進国であり、世界レベルの高度な技術・知見を有するエンジニアが集結します。TTMIは、シンガポールを起点に、日本のみならず、需要が大きく市場の拡大が期待される東南アジア・中東・アフリカなどを中心に、グローバルにカバーします。
豊田通商グループは、「2022年3月期 中期経営計画」において「ネクストモビリティ戦略」を重点分野の一つとして、次世代モビリティ事業を推進しています。
コネクティッド市場においては、TTMIにグループの技術・知見を結集し、MaaS事業の実現を通じた、さまざまな社会課題の解決への貢献を目指します。
【TTMI概要】
会社名 : Toyota Tsusho Mobility Informatics Pte. Ltd.
所在地 : シンガポール
設立時期 : 2019年11月
代表者 : President 香野 孝通(非常勤)、
Vice President 奥野 潤 (常勤)
Vice President Goragot Wongpaisarnsin(ゴラゴット・ウォンパイサンシン)(常勤)
資本金 : 920千シンガポールドル(豊田通商グループ 100%)
事業内容 : コネクティッドサービス事業(R&D、PM、グローバル営業、ビジネス開発)