取扱いメーカー
Acconeer AB
アコニア
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Acconeer AB社が提供する60Ghz超小型パルスコヒレントレーダーチップが新たなセンサー技術を探求します。
<概要>
Acconeer AB社はスウェーデン・マルメ市に本社を置く60Ghzレーダーチップ専門のメーカーです。
レーダー業界における時代の流れは24Ghz帯から79Ghz帯へシフトする中、マスマーケット製品は60Ghz帯へ集約すると言われております。Acconeer AB社はPulsed Coherent方式(PCR)と言われる特殊技術を用い他社に先駆け2007年より60Ghzレーダーの開発を着手し現在に至っております。
Acconeer AB社が特許保有するPCRはパルス波と変調波の長所を融合した革新的な技術となり、これまで技術的、価格的に適用し難かった製品への展開を容易に実現するテクノロジーです。
<沿革>
2007年 ルンド大学内ナノエレクトロニクス研究チームにより世界で最も短い波長の検知に成功
2012年 ルンド大学支援のもとAcconeer社設立
2014年 システムレベルデモ機テスト実施
2016年 最初のプロトタイプリリース
2017年 御採用が決まり、最初の商用製品化、NASDAQ上場
2018年 商用量産開始
<レーダー技術>
レーダーの技術は軍事から発展した経緯があり、ハード設計の専門性、高価なシステムコスト、アルゴリズム開発の困難さ等が一般品・民生品への導入のハードルとなっておりました。それらを払拭する新たなミリ波レーダーの形態をAcconeerが実現します。
<Acconeerの優位性>
・アンテナをチップ表層に内蔵
・PCR (パルス・コヒレント・レーダー)技術革新
・超小型で低消費電力にもかかわらず高精度
・最先端センサー技術のPCR特許保有
・中間周波数への変換なしでピコ秒で解析
・2m程度の範囲であればミリ単位で測定可能
・5.5mm×5.2mm×0.88mm 超小型
・微弱電波未満の出力にて電波法申請不要
・電池駆動のポータブル機器組込可能
・電波が透過する筐体ならセンサー開口部不要
・雑音、ホコリ、光などの自然環境の影響が微小
A111
アンテナ内蔵極小レーダーチップ
・ワンチップにアンテナ、DSP、PLL、LDOが内蔵されており外付けアンテナの設計・開発不要
・用途に合わせたプロセッサーを選定頂くのみでハードウェアシステムを容易に構築可能
・通常用途であれば微弱電波未満の出力となり、電波法申請不要
・Acconeer社が提供するRSS(Radar System Software)と呼ばれる無償ソフトウェア(Service/Detector)を用途に合わせプロセッサーに組み込んで頂きセンサーシステム構築を実現
・Exploration Toolと呼ばれるオープンソースGithubベースのGUIを使用し様々な測定が可能
無償提供RSS( Service / Detector )
Acconeer社が開発した”Envelope”、”Powerbin”、”IQ”、”Sparse”を任意に選び組み込み、センサー用途に合わせた最適な測定を実現してください。
・Detector
用途が特定されている場合、Serviceをベースに開発されたDetector ”Distance”、 ”Presence”、 ”Speed”、
”Button Press”、 ”Breathing”、”Obstacle”を組み込むことも可能です。
多彩な応用範囲
これまでアンテナ設計や価格面でハードルが高かった様々な分野へレーダーの検討が可能です。
・ジェスチャーコントロール(非接触)
・浴室(転倒・溺水検知)
・表面検知(タンク・ボミ箱残量)
・ヘルスケア(呼吸・脈拍)
・鉄道(レール歪み・振動検知)
・スピード検知
・スマートパーキング
・材質検知(お掃除ロボット)
・衝突検知・防止(サービスロボット、産業用ロボット)
・車載(キックセンサー)
XM112/XB112/LH112
A111とAtmel社ATSAME70Q20Aを搭載した応用範囲の広い標準的なモジュール
Cortex-M7(300Mhz)、SRAM(384KB)、Flash(1MB)
<XB112>
XM112と接続可能なBreakoutボード、USB、UART経由でXM112のフラッシュアップ、デバッグに活用頂けます。
<LH112>
電波レンズ2種、ホルダー、カバーの構成でレンジ、広角の調整が可能になります。
<評価導入手順>
以下よりXM112評価導入手順をダウンロードください。
XM122/XB122/LH122
A111とNoridic社nRF52840を搭載したBluetoothで外部へセンシングデータを送信可能なIoTモジュール
Cortex-M4(64Mhz)、SRAM(256KB)、Flash(1MB)
<XB122>
XM122と接続可能なBreakoutボード、USB、UART経由でXM122のフラッシュアップ、デバッグに活用頂けます。
<LH122>
電波レンズ2種、ホルダー、カバーの構成でレンジ、広角の調整が可能になります。
<評価導入手順>
以下よりXM122評価導入手順をダウンロードください。