NXPオートモーティブカタログ

NXP製品

IVN(イン・ビークル・ネットワーキング)

NXPのイン・ビークル・ネットワーキング(IVN)製品をご紹介します。
新しい車載ネットワーク・テクノロジーにより、将来のソフトウェア・デファインド・ビークルに向けて、より高速で安全かつセキュアーな通信が可能になります。

NXP製品の強み

下記5項目に大きな優位点を有しており、NXPは世界TopクラスのIVN製品メーカーです。
品質:
ゼロ・ディフェクト(不良ゼロ)の精神で常に不良率の低減に向けた活動を行っています。
供給:
マルチソース(複数の工場で生産)を進めています。 お客さまのビジネスをBCPの観点からもサポートします。
サポート:
世界各地に技術サポート拠点を持つことで、迅速で柔軟なサポート対応を可能にしています。
製品群:
幅広い製品ラインアップを持つことで、お客さまのニーズに合った製品をお届けします。
技術革新:
新たな技術・標準規格に素早く対応することで、市場ニーズに応える製品をタイムリーに投入します。

NXP CAN Recommended Parts

CAN Bus Robustness
Low Power Mode
CAN FDCAN SIC
Standard+ Secure+ IsolationStandard
<42 V58 V40 V58 V58 V40 V
BasicTJA1057B|C (SO)
TJA1057G(/3) (HVSON)
TJA1051(/3)    
Standby ModeTJA1044B|C (SO)
TJA1044G(/3) (HVSON)
TJA1042B|C (SO)
TJA1042(/3) (HVSON)
TJA1152A|B TJA1052iTJA1052i
Dual Channel
Standby Mode
TJA1448A|C (w/ VIO)
TJA1046 (w/o VIO)
TJA1059    
Sleep ModeTJA1443ATJA1043 TJA1153A TJA1463A|B
Partial NetworkingTJA1445A|B
TJA1446A|B|C
TJA1145A   TJA1465A|B
TJA1466A|B|C

SOI3+製品のご紹介

NXPのIVN製品群に新製品SOI3+を追加しました

既存のIVN製品群をドロップ・インで代替可能。
確立されたクアッドソースSOI3製造設備を利用し生産能力を向上。

SOI3→SOI3+製品置換表

すでにNXP製品(SOI3)ご使用のお客さまでも、ドロップインで容易に置き換えられます。

信号改善機能(SIC)搭載のCANトランシーバー

車載ネットワークで現在主流となっているCAN FD通信は、従来のCAN通信を拡張した通信仕様です。
CAN FD通信は、従来のCAN通信に比べて、大量のデータを高速で送受信することが可能になりますが、その際にバス通信ライン上に信号リンギングが発生して通信誤動作を引き起こす可能性があります。
これを解決するのがSIC(Signal Improvement Capability)でありISO11898-2:2024 によって定義されています。
SICはトランシーバーの機能であるため、特に設定は必要なく、既存のSIC未対応のCANトランシーバーとドロップインで交換可能です。

■CANバスライン信号比較
■TJA146X SIC製品ラインアップ
Product NamePackageFunctionReplacement Target
TJA1462AT (K)SO8 and (HVSON8)Standby Mode with VIO TJA1042T (K)/3,TJA1044GT (K)/3
TJA1462BT (K)SO8 and (HVSON8)Standby ModeTJA1042T, TJA1044GTK
TJA1463AT (K)SO14 and (HVSON14)Sleep Mode with VIOTJA1043T (K)

パーシャルネットワーキングCAN トランシーバー

TJA144x/6xは、セレクティブウェイクアップ機能、低消費電力化を実現するパーシャルネットワーキング用のCANトランシーバーです。

特徴
  • CAN ID認識を基にオン/オフ制御を行うセレクティブ
    ECUパワースイッチング
  • 信号改善機能(SIC)搭載
  • ISO26262 ASIL-Bに準拠
  • ウオッチドッグ、パワーオンリセット搭載
  • GPIO搭載
製品概要
  • TJA1445AはTJA1145Aからピンコンパチ置き換え可能
  • データレート 8Mbpsまで動作
  • 低消費電力 22uA (スリープ時)
  • 1.8V VIO対応
  • SOIC14、HVSON14、DHVQFN18 パッケージ

LIN製品群のご紹介

■シングルチャネルLINトランシーバー
FunctionTJA1027TJA1029TJA1021(A/B)MC33662(B)
INH--YESYES
Local Wake--YESYES
Wake-up
Source
Recognition
n/an/aYES-
TxD Dom. TO-YESYESYES
High-Speed
LIN
---YES
MCU Voltage3 V 3 & 5 V3 V 3 & 5 V3 V 3 & 5 V3 V 3 & 5 V
K-line
compatible
YESYESYES-
Package
Options
SO8 & HVSON8SO8 & HVSON8SO8 & HVSON8SO8
Multi
Sourced
Quad Sourced
(SO8)
Quad Sourced
(SO8)
Quad sourced
SOI3+
TJA1021A/B
-
■マルチチャネルLINトランシーバー
FunctionTJA1022TJA1024TJA1124SJA1124
# LIN channels2444
Wake-up
Source
Recognition
YESYESYESYES
TxD Dom. TOYESYESYESYES
INH--YESYES
High-Speed
LIN
---YES
SPI-to-LIN
bridge
---YES
LIN controller
(integrated)
---YES
MCU Voltage3 V 3 & 5 V3 V 3 & 5 V3 V 3 & 5 V3 V 3 & 5 V
Int. commander
Termination
--YESYES
Package
Options
SO14 &
HVSON14&
DHVQFN24
DHVQFN24DHVQFN24DHVQFN24

LIN内蔵SBC

車載イーサーネットの導入

背景

  • 昨今、自動運転、EV化が加速し、通信データが増加しています。その為、車載内のネットワーク帯域不足に対して、対策が求められています。
    また、車の高機能化に伴い、ネットワークアーキテクチャーも変化しています。
  • 現在、車載ネットワークには世界中に普及しているイーサーネットが導入され始めており、今後さらに増加することが見込まれています。

車載ネットワークのトレンド

ゾーンアーキテクチャーと呼ばれる下図は、車を上から見た時のネットワーク通信の配置です。物理エリアに分けられた各ゾーンと中央ECUがイーサーネット経由で高速に通信します。

車載イーサーネットポートフォリオ

車載用イーサーネット・スイッチ

AVBおよびTSN機能を備えた安全でセキュアな車載用イーサーネット・スイッチ。NXPは、SDK、LinuxおよびAUTOSAR®ドライバーに加え、豊富な評価ボードやリファレンス・デザインも含む、包括的なソリューションを提供しています。

車載用イーサーネットPHY

信頼性の高い高速データ通信、IEEE 100BASE-T1準拠、シングル・ポートおよびデュアル・ポート、100Mbpsの送受信、および非シールド・ツイスト/ペア(UTP)ケーブルによる全二重。10BASE-T1Sもラインアップに追加予定!

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