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Infineon Technologies AG

AURIX™ 車載・産業用途に最適。高信頼・高性能を誇るマイコン~ASIL-D対応、安全・セキュアなシステム構築を支援~

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製品概要

AURIX™は、インフィニオンが提供する高性能32ビットマイコンで、車載および産業用途に最適化されています。最大6コアのTriCore™アーキテクチャを採用し、リアルタイム処理・高信頼性・セキュリティー機能を統合。ASIL-D対応により、安全性が求められるアプリケーションにも対応可能です。世界中の自動車メーカーやTier1サプライヤーに導入されており、EV・ADAS・ゲートウェイ制御など幅広い分野で活用されています。

主な機能・仕様一覧

TriCore™ マルチコア:最大6コアで並列処理、高速リアルタイム制御
セーフティー機能:ASIL-D対応、ECC、ロックステップ、監視機能
セキュリティー機能:ハードウェアベースの暗号化、Secure Boot、HSM
通信インターフェイス:CAN-FD、Ethernet、FlexRay、LINなど豊富なI/F
メモリー構成:最大24MBフラッシュ、RAM内蔵

詳細な技術情報はこちら(インフィニオン社 ホームページへ)

導入のメリット

困りごと解決策
高い安全性が求められるASIL-D準拠、安全機能を標準搭載
セキュアな通信が必要HSM搭載で暗号化・認証をハードウェアで実現
複雑な制御を高速に処理したいTriCore™マルチコアで並列処理が可能
多様な通信規格に対応したいCAN-FD、Ethernetなど豊富なI/Fをサポート

ユースケース・導入事例

1.EV(電気自動車)バッテリーマネジメントシステム(BMS)

【ユースケース概要】
EVのバッテリーは車両の心臓部であり、電圧・温度・充放電状態 などをリアルタイムで監視・制御する必要があります。
BMSは安全性・効率性・寿命の最適化を担う重要な制御ユニットです。

【主な機能】
高速ADCによるセル電圧・温度のリアルタイム取得
セーフティー機能(ECC、ロックステップ)によるASIL-D準拠設計
CAN-FD通信による他ECUとの高速データ連携
フラッシュメモリーによるログ保存と診断機能

2.ゲートウェイECU(車載ネットワーク統合制御)

【ユースケース概要】
車載ネットワークの中核を担うゲートウェイECUは、複数の 通信プロトコルを統合し、各ECU間のデータ転送を管理します。
セキュリティーとリアルタイム性が求められる重要な役割です。

【主な機能】
CAN-FD、FlexRay、LIN、Ethernetなど多様な通信規格に対応
セキュアブートと暗号化通信による改ざん防止
複数バスの同時制御に対応する高性能アーキテクチャー
OTA(Over-the-Air)更新対応のセキュリティー基盤

3. パワートレイン制御(エンジン・モーター制御)

【ユースケース概要】
EVやハイブリッド車では、モーターやインバータの精密な トルク制御が求められます。リアルタイム性と安全性を 両立した制御が不可欠です。

【主な機能】
高速PWM出力によるモーター制御
セーフティー機能でフェイルセーフ設計を支援
ECU間の同期制御に対応するタイマー機能
温度・電流監視による保護制御

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